第1回
中東と世界
イスラエルとハマスの戦いが中東全域に拡大することはないのか。イランを直接、巻き込むような事態に発展するかどうかが最大の焦点である。その可能性と影響を分析したい。
世界の3大リスクを追う
ロシアのウクライナ侵略戦争が続く一方、中東ではイスラエルがガザ地区でハマス掃討作戦を展開し、戦火の拡大が懸念されています。さらに今年は米大統領選が有力候補の裁判と同時進行する異例の事態になっています。「3大リスク」それぞれの真相に迫り、今後の展開を読み解きます。
グローバル・ゼミナールは、少人数でグローバルな問題をより深く理解するのが主な目的です。歴史を振り返りながら、現状を分析します。それを通じて情報収集・分析の手法やノウハウもお伝えしたいと考えています。
関西学院大学教員、日本経済新聞社の論説委員や編集委員、日本経済研究センター研究員を中心に識者をゲスト講師として招き、レクチャー後の議論を通じ理解を深めます。
これまで米中露関係や、アメリカとアジアの情勢を取り上げ、さらに、テーマ別に「半導体とエネルギーの地政学」「人工知能(AI)の光と影」について議論してきました。
このコースでは、受講する皆さんが新たな知見を得るだけでなく、関西学院大学、日経新聞社、そして日本経済研究センターとのネットワークとつながることを期待しています。
【略歴】
1950年新宮市生まれ、74年横浜国立大経済卒、日本経済新聞社に入り、シンガポール支局長、ワシントン支局長、国際部長、日経ヨーロッパ社長、論説副委員長などを経て、2009-19年関西学院大学教授。2019年からグローバル・ポリシー研究センター代表、関西学院大学フェロー。
【著書】
『アジア太平洋新論』(日本経済新聞社 1993年)
『政策形成の日米比較』(中央公論新社 1999年)
『政策形成』(ミネルヴァ書房 2010年)など
全3回
日程 | 5月25日(土)/6月22日(土)/7月20日(土) |
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会場 | 対面(東京丸の内キャンパス)・オンライン併用 |
時間 | 15:00~17:00 |
受講料 | 9,000円 |
定員 | 15名(最少催行人数12名) |
イスラエルとハマスの戦いが中東全域に拡大することはないのか。イランを直接、巻き込むような事態に発展するかどうかが最大の焦点である。その可能性と影響を分析したい。
ロシアのウクライナへの侵略戦争は欧米の「支援疲れ」もあって戦線膠着が伝えられるが、さらなる侵略の懸念もぬぐえない。今後の展開を読む。
最大のリスクと言われるのが米国である。トランプ復権は本当にあり得るのか、大統領選挙で誰が当選しても混乱が続き、世界にとってのリスクであり続ける可能性がある。