第1回
朝鮮半島の緊張
韓国の内政の動揺と北朝鮮の対ロ軍事支援の同時進行は何を意味しているのか。朝鮮半島情勢の真相に迫る。

東アジアの安全保障を考える
朝鮮半島が大きなリスクをはらみつつあります。北朝鮮がロシアのウクライナ侵略戦争に兵士を派遣し軍事関係の強化に乗り出し、韓国の政情は尹大統領弾劾を巡り混乱に陥りました。南シナ海における中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)とのせめぎ合いも、第2次トランプ政権の発足による米中対立の激化の影響を受けそうです。東アジアの安全保障環境をどう考えるべきか、専門家と共に議論したいと思います。
グローバル・ゼミナールは、少人数でグローバルな問題をより深く理解するのが主な目的です。歴史を振り返りながら、現状を分析します。それを通じて情報収集・分析の手法やノウハウもお伝えしたいと考えています。
関西学院大学教員、日本経済新聞社の論説委員や編集委員、日本経済研究センター研究員を中心に識者をゲスト講師として招き、レクチャー後の議論を通じ理解を深めます。
これまで米中露関係や、アメリカとアジアの情勢を取り上げ、さらに、テーマ別に「半導体とエネルギーの地政学」「人工知能(AI)の光と影」などについて議論してきました。
このコースでは、受講する皆さんが新たな知見を得るだけでなく、関西学院大学、日経新聞社、そして日本経済研究センターとのネットワークとつながることを期待しています。
【略歴】
1950年新宮市生まれ、74年横浜国立大経済卒、日本経済新聞社に入り、シンガポール支局長、ワシントン支局長、国際部長、日経ヨーロッパ社長、論説副委員長などを経て、2009-19年関西学院大学教授。2019年からグローバル・ポリシー研究センター代表、関西学院大学フェロー。
【著書】
『アジア太平洋新論』(日本経済新聞社 1993年)
『政策形成の日米比較』(中央公論新社 1999年)
『政策形成』(ミネルヴァ書房 2010年)など
全3回
日程 | 5月10日(土)/6月21日(土)/7月19日(土) |
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会場 | 対面(東京丸の内キャンパス)・オンライン併用 |
時間 | 15:00~17:00 |
受講料 | 9,000円 |
定員 | 15名(最少催行人数12名) |
韓国の内政の動揺と北朝鮮の対ロ軍事支援の同時進行は何を意味しているのか。朝鮮半島情勢の真相に迫る。
ロシアは現在の東アジア情勢をどう見ているのか、そしてその戦略は―—。ロシアの専門家が読み解く。
トランプ政権下で南シナ海を巡る米中対立と東南アジア諸国連合(ASEAN)内の不協和音は強まりそうな気配である。日本にとっての意味を含め考察したい。