学びの特色

学びの
特色

基礎知識を学び、それぞれの志望から専門領域の選択へ

法学部では基礎から専門へ段階的に取り組むことのできるカリキュラムが組まれており、学生を確実な知識の修得へ導きます。講義科目だけでなく、多様な演習授業も用意されており、これらをバランスよく履修することで、より実践的な力と広い視野を身に付けることが可能です。法学部では「履修モデル」を提示することで、より体系的で効果的な学びをサポートしています。

COURSE MODEL

学びのコンセプトを定める指針「履修モデル」

法学部では、多様なニーズに応えるべく、さまざまな授業を開講しています。
多くの選択肢がある中で、どのような授業を選択すれば目標に近づけるのか?という疑問を解消すべく、
身につく力・学びたい分野・深めたい知識に応じて、おすすめの学びを提案するものが「履修モデル」です。
1年生から履修モデルを意識して取り組むことで、コース所属後の専門的な学びにスムーズに移行することができます。

履修モデル例 「グローバル法政コース」

履修モデル 1国際協力と平和構築を学ぶ
(両学科向け)<合計82単位>
専門導入・専門基幹
演習科目・選択専門
グローバル法政コース
1年
現代の人権 2
国際社会と法 2
地域政策入門A 2
政治学入門B 2
日本国憲法 2
憲法A(基本的人権総論) 2
民法入門 2
政治史B 2
基本演習 2
2年
憲法B(基本的人権各論) 2
政治学原論A 2
比較政治 2
行政学A 2
国際政治論A 2
専門導入演習 2
ジェンダーと法 2
憲法C(統治機構論) 2
国際法総論A 2
文化共生論 2
NPO/NGOと市民社会 2
外交史A 2
債権総論 4
西洋法史B 2
行政学B 2
国際機構論 2
国際経済政策 2
3年以上
法学研究演習Ⅰ 4
または政治学研究演習Ⅰ
または法政文化研究演習Ⅰ
国際法総論B 2
国際人権法 2
中国法A 2
外交政策論 2
東アジアの政治 2
中東・アフリカ地域の政治 2
国際法各論B 2
EU法 2
東洋法史A 2
国際政治論B 2
国際協力論 2
グローバル法政実践演習B 2

※上記以外に【基礎科目群】として「グローバルスタディーズ科目」の修得を推奨。

履修モデル 2グローバル社会のガバナンスを学ぶ
(両学科向け)<合計84単位>
専門導入・専門基幹
演習科目・選択専門
グローバル法政コース
1年
現代の人権 2
国際社会と法 2
地域政策入門A 2
政治学入門B 2
日本国憲法 2
憲法A(基本的人権総論) 2
民法入門 2
政治史B 2
基本演習 2
2年
憲法B(基本的人権各論) 2
政治学原論A 2
比較政治 2
行政学A 2
国際政治論A 2
専門導入演習 2
ジェンダーと法 2
憲法C(統治機構論) 2
英米法A 2
言語政策論 2
政治学原論B 2
外交史B 2
国際法総論A 2
西洋法史A 2
国際機構論 2
NPO/NGOと市民社会 2
国際経済政策 2
3年以上
法学研究演習Ⅰ 4
または政治学研究演習Ⅰ
または法政文化研究演習Ⅰ
国際法総論B 2
国際人権法 2
国際取引法A 2
ローマ法B 2
外交政策論 2
アメリカ地域の政治 2
グローバル法政実践演習A 2
国際法各論B 2
国際私法A 2
法思想史A 2
国際政治論B 2
国際協力論 2
東アジアの政治 2
グローバル法政実践演習B 2

※上記以外に【基礎科目群】として「グローバルスタディーズ科目」の修得を推奨。

1年 基礎知識を学び、広い視野を養う。

法学・政治学の学び方を身につけるとともに、法律・政治の基礎や教養を幅広く学び、自分の興味・関心のある分野をみつけます。
また1年生から少人数制の演習がスタート。専門分野を学んでいくための土台を築きます。

PICK UP

スタディスキル演習
スタディスキル演習

法学・政治学を学ぶために必要なスキルを身につける。

法学部では、1年から4年まで少人数制の演習を数多く取り入れています。1年生全員が履修する「スタディスキル演習」では、全クラス共通のカリキュラムのもと、演習形式で法学・政治学を学ぶために必要な“読む”“聞く”“書く”“話す”力を身につけます。その集大成となるのが中央講堂に約700名が集まって行われる「スピーチコンテスト」。各クラスの代表14名が「法学部でどのように学んでいくのか」というテーマに沿って聴衆の前でスピーチを行い、グランプリを競います。

スピーチコンテスト
基本演習
基本演習

身に付けたスタディスキルを活用し、法学・政治学的思考力の土台を築く。

基本演習は秋学期に開講され、春学期に身に付けたスタディスキルを応用・発展させることで、法学・政治学を深く学ぶための方法を習得することを目標としています。授業では、法学・政治学に関する身近なテーマを題材として、プレゼンテーションやディベート、ディスカッションなどを取り入れながら、「深く学ぶ」ことにチャレンジします。様々な社会問題と法学・政治学との関わりの考察を通じて、法学・政治学的思考力を養います。

2年 それぞれの専門領域を開拓する。

秋学期には自身の希望に合わせてコースを選択(特修コースは1年次秋学期出願)します。「到達目標(どのような力を身に付けるか)」に応じたカリキュラムが準備されており、自身で学びたい分野・領域を切り開きます。

PICK UP

専門導入演習
専門導入演習

学びの興味・関心に応じて選択できるバリエーション豊富な演習授業。

1年生で身に付けた基礎的専門性をさらに発展させ、法学・政治学の多種多様な学びへの一歩を踏み出します。担当教員の専門性を生かしたバリエーションに富んだ授業が準備されており、自身の興味・関心に応じた専門分野の授業を選択することができます。共通のテーマに関心のある仲間とともに、法学・政治学を学ぶ楽しさを感じながら、ディスカッションやプレゼンテーションを交えた主体的な学習により、専門性を深めます。

模擬裁判演習
模擬裁判演習

臨場感あふれる模擬裁判を通して、刑事手続を実践的に学ぶ。

架空の刑事事件を題材にして、受講生が協力し合いながら、捜査段階における証拠・資料収集や書類作成に取り組み、その後の公判段階では裁判官・検察官・弁護人・証人・被告人としてロールプレイを行います。模擬法廷教室で行われる模擬裁判は、本物さながらの臨場感を味わうことができます。一連の公判活動を体験することで、裁判のしくみや法曹の役割、刑事手続についての理解を深め、論理的な思考力、周囲との協働力、主体性などを養います。

人文演習
人文演習

「人間」とは何か~法律・政治を形成してきた“人間”を探究する~

私たちの生活にあたりまえに存在する法律と政治。この法律と政治は、人間が集団で生きていくうえで必要不可欠なものとして創り出し、発展させてきました。人文演習では、法律と政治を創造した「人間」に焦点を当てて、「人間とは何か」を探究します。言語、哲学、思想、映像、宗教、歴史・・・人間が生み出してきた文化をトピックに取り上げ、受講生同士で意見を交わしながら双方向型の授業によって、人間の本質理解を通して教養を高めます。

3年 専門性に磨きをかける。

1・2年生で学んできたことをもとに、より高度な専門領域を探求します。
希望者は研究演習(ゼミ)に所属し、自らの研究テーマに沿って学びを深めることも
可能です。

PICK UP

研究演習Ⅰ
研究演習Ⅰ

自身が深めたい専門分野、独自の研究テーマを設定し、仲間と学ぶ。

研究演習は「法学(法律学科生向け)」「政治学(政治学科生向け)」「法政文化(両学科生向け)」の3分野が開講されます。自身が深く追究したい専門分野に精通する教員の指導の下で、専門的分析や研究手法のレクチャーを受けながら、主体的に学びます。1・2年生で培った専門性を実社会で生じる問題・課題と結び付け、独自の研究テーマに設定し、解決の方策について、同じゼミの仲間と議論を交えながら考えます。ゼミでの活動は、互いに刺激を受け、ともに高め合う仲間との絆を形成する場ともなります。

コース実践演習
コース実践演習

法学・政治学の学修成果を実社会で発揮する。

コース別に開講される「コース実践演習」は、特色あるコースの専門分野に関連する実務家(弁護士、社会保険労務士、公務員、ジャーナリストなど)が授業を担当します。これまで培ってきた法学・政治学の知識を、実社会でどのように活用できるのかを少人数での演習形式で学修します。

4年 社会で通用する力を養う。

学びの集大成としての1年は、自身の進路も踏まえ、専門性の高度化を図りながら社会で通用する実践力を磨きます。
“Mastery for Service”の精神を胸に、社会へはばたく準備をします。

PICK UP

研究演習Ⅱ
研究演習Ⅱ

学びの集大成
~社会で活躍するための知識とスキルを磨く~

3年生の研究演習Ⅰから引き続き、自身が取り組む研究テーマの結論を導き出します。研究を進める過程においては、同じゼミに所属する仲間との意見交換や指導教員からのアドバイスを受けながら、高い専門知識の修得のみならず、論理的な思考力、課題を発見して解決する力、周囲を納得させる伝達力、豊かな人間関係を築く調整力が磨かれます。研究演習を通して培われる力は、社会に出て活躍するための土台となり、仲間たちと学び合った経験は生涯の財産となります。

卒業後
法学のその先へ

就職

就職
  • 一般企業
  • 公務員
  • 法律職
  • NGO・NPOなど

どの分野、どの業界においても汎用的に活用できる専門知識とスキルを発揮して、幅広いフィールドでの活躍が期待されます。

大学院

大学院
  • 法学研究科
  • 司法研究科
    (ロースクール)

法学・政治学の専門性をさらに磨き、高度専門職業人として社会で活躍することを目指します。