様々な業界で活躍する先輩たち
法曹
在学中にゼミで学んだ、リーガルマインドや法的三段論法の基礎、能動的に取り組む姿勢などが、現在の基盤となっています。現在は企業の法律顧問業務を中心に、大阪弁護士会の人権擁護委員会に所属して人権問題にも取り組んでいます。この仕事を志したきっかけは、同じく弁護士である父の「人の役に立てて感謝される良い仕事である」という教えでした。弁護士は、怒りや悲しみなどを抱えた依頼者に対して、誠意をもって向き合い、救済をもたらす存在です。関西学院のスクールモットー「奉仕のための練達」では、人に寄り添い、他者へ献身するための知識や経験、技能を身につけることの大切さが説かれており、これは弁護士にとっても大切な指針です。今後もこの精神を胸に研鑽を重ねていきます。
岩田 和久さん
法律学科 2008年度卒業
法科大学院 2010年度卒業
所属:弁護士法人梅ケ枝中央法律事務所
法曹を志す方はもちろん、公務員など法的な知見が必要な職業を目指す方には、関西学院での学びは必ず糧になります。特に自ら学ぶ姿勢の方にとっては、先生方の教育姿勢や施設などの点で、素晴らしい環境だと思います!
民間企業
企業法務は、企業の事業展開を支えるパートナーであり、リスクから守るガーディアンです。法務社員として、コンプライアンスなどの予防法務、訴訟対応などの臨床法務、契約・法務相談などの事業法務、M&Aなどの戦略法務と、会社の攻めと守りの場面で、多岐にわたる業務に取り組んでいます。この仕事を選んだのは、大学で学んだ「法律知識」を生かし、ビジネスパーソンとして活躍したいと考えたからです。ビジネスの現場では六法や参考書に書いていないことが頻繁に起こります。その中で、様々な判断・法的分析をビジネスジャッジにつなげていく際に支えとなるのが、学生時代に培った「法的思考」です。大学と大学院での6年間で身につけた「法律知識」、「法的思考」が今の私の基礎となっています。時代はどんどん変化しているので、日々学び続け、自分をアップデートしていきたいです。
園部 友美さん
法律学科 2004年度卒業
法学研究科 2006年度修了
勤務先:パナソニック株式会社
関西学院には素晴らしい学習環境と充実したカリキュラムがあり、かつての私のように、入学してから法律の面白さや将来につながる可能性を発見できる場所です。ぜひ一度足を運び、その空気を体感してみてください!
公務員
卒業後に別の仕事に就いた後、地元である兵庫県庁に転職しました。県庁を選んだのは、県には150以上の課や機関があって仕事内容も幅広く、様々な業界に触れられるところに惹かれたからです。現在は職員の福利厚生に関する業務の中で、健康保険をはじめとする社会保険料の管理を担当しています。法学部での学びは日々の業務で生かされていますが、例えば職員に新たな制度の説明をする際に、どんな法律に基づいて書かれているかがわかるところが強みになっていると感じています。制度への理解が深められるとともに、より分かりやすい説明ができるからです。今後も相手のことを考えた丁寧な仕事を心がけるとともに、以前から興味を持っている国際交流に関わる仕事にも挑戦してみたいと考えています。
溝渕 香織さん
法律学科 2014年度卒業
勤務先:兵庫県庁
大学では、交友関係も行動範囲も格段に広がります。どんな学生生活を過ごしたいか、ぜひ真剣に考えてみて欲しいです。受験は大変ですが、支えてくれる周りに感謝し、自分を信じて楽しみながら頑張ってください!