就職サポート
4年間の学びを通して身につけた、社会全体の基盤となる「法律」「政治」の知識や、的確な解決策を導く論理的思考力は、社会で広く求められる能力です。これらの力を生かし、卒業生は法曹界や公務員のみならず、様々な分野で活躍しています。
法曹界から地方自治体、民間企業といった幅広い業界で活躍している先輩方が講師となり、仕事の内容や魅力を語ります。現場のリアルな声を聞くことで、将来の進路や法学部でどのように学ぶかを考えるよい機会となります。
昼休みの時間に、気軽に参加できるセミナーです。テーマは「公務員をめざそう」や「大学院進学」、「コース選択」など様々。法学・政治学を学ぶ学生が進路を考える上で参考になる情報や体験談を聞くことができます。
内定者インタビュー
検察事務官は、検察官の指揮の下、捜査・公判の円滑な事務処理を通して社会秩序の維持に貢献する職業です。国民の安全な暮らしに関わる職場と、被害者に寄り添える仕事に魅力を感じ、志望しました。関学では興味があれば他学部の授業も履修でき、幅広い科目の知識を学べたことが公務員試験で役立ちました。また、法学部で学ぶ中で常に法律的な視点を意識できるようになったことは、法律を遵守すべき公務員を目指す上で大きな強みになりました。
内定先: 神戸地方検察庁(検察事務官)
石井 真生さん
法律学科 4年
国税専門官は、適正な課税を維持し、租税収入を確保するなど「税」という国の根幹を支えるのが仕事です。演習で元国税専門官の新田先生と出会い、現役時代のお話を伺ったことがきっかけで興味を持ち、志望しました。公務員試験では、法学部での学び全般が役立ちました。また、ゼミや演習の先生方には就活も含め、授業内外でとてもお世話になりました。先生方への感謝の気持ちを忘れず、期待に応えられるよう、これからも自己研鑽していきます。
内定先: 国税専門官
坂本 麟太郎さん
法律学科 4年
関西学院には幅広く挑戦できる環境があり、自分から動くことで授業以外でも多くの学びが得られます。私はアルバイトや課外活動などで農家さんとの交流を通じ、農業に関わる仕事に興味を持ちました。内定先は、私の目指している「生産者と消費者を繋ぐこと」を実践している会社で、就職活動では法学部で培った論理的に説明する力がとても役に立ちました。法学とは異なる道に進みますが、4年間の学びや経験を生かして農業の可能性を拡げていきたいです。
内定先: 株式会社農業総合研究所
坂井 祐介さん
法律学科4年
法学研究科では、法学・政治学の研究者を目指す人と、高度で専門性の高い知識・スキルの修得を目指す人を受け入れています。博士課程前期課程にはアカデミックコースとエキスパートコースを設置。さらにエキスパートコースでは将来の進路に合わせた5つのプログラムを設けています。修了後は公務員や税理士、一般企業の法務担当、大学教員としての活躍が期待されます。
学生インタビュー
就職活動の中でやりたいことを見つめ直す機会があり、自分が旅行好きなのもあって、国内外の人に日本の地方の良さを発信していく仕事がしたいと考えるようになりました。そのためには、公共政策や地方自治、行政学についてより専門的かつ実践的な知識を身につけたいと思い、大学院への進学を決意。今は航空分野に着目し、航空・空港政策について研究中です。将来は交通業界に就職し、民間の立場から日本の地方創生・地域活性化に貢献していきたいです。
吉野 羽翼さん
法学研究科 1年
本学の商学部で経営学や会計学を学んでいましたが、私の目標である中小企業をサポートできる税理士になるために、企業や会社に関する法律、特に税法を深く理解したいと考え、法学研究科への進学を決めました。資格試験のための勉強なら予備校という選択肢もありますが、法律の成り立ちから解釈、課題までしっかりと学べるところが大学院の魅力です。また、税法だけでなく、民法や商法などを複合的に学ぶことで養える物の見方は、将来きっと役立つと感じています。
福田 柚月さん
法学研究科1年
複雑化・多様化する社会の中で、社会的弱者の立場に立ち、社会に奉仕できる法曹(裁判官、弁護士、検察官)の存在が求められています。司法研究科では法律の専門的知識とともに、社会的責任感・倫理観をしっかり持った人材を養成。修了後、司法試験に合格することで法曹界への道が開かれます。また、学びを生かして公務員や一般企業の法務担当を目指すことも可能です。