関西学院大学大学院法学研究科_改訂
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修了生の進路 2018年度~2020年度(過去3年間)修了生インタビュー企業法務パナソニック株式会社宇佐美 里沙子さん2020年3月修了当初は“大学院に進学して就職できるのか”との不安があり、大学院への進学を迷っていました。しかし、ビジネスに関わりつつ専門知識を活かして働きたいとの思いから、企業法務としてのキャリアを目指し、より専門的な知見を得るために大学院へ進学しました。入社時より法務部に所属し、現在は主に契約書の作成・審査、コンプライアンス推進活動に携わっています。日々の業務で、これまで扱ったことのない法令や規制について調べ、また自社の社内規程を正しく理解した上で、適切に英文の契約書に落とし込んでいくことが求められる中、大学院時代に論文執筆で培った“物事を根気強く調べ解釈する力”や、法律英語研修で習得したスキルが活かされていると感じています。※勤務先は2021年10月時点の情報です。公務員環境省許 愛里さん2019年3月修了当初、学部卒で就職することも考えましたが、一度しかない人生をかけて成し遂げたい事を決めかねていた中、ゼミの教授からの助言や、両親の支援もあり、法律学の研究のために早期卒業で、大学院に進学することを決意しました。高校時代の水俣訪問や、大学時代のマレーシア環境保全NGOでのインターンシップなどの経験が深く心に残っており、法律×環境問題に携わる職業を志しました。現在は環境省で、所管法令の解釈や、政策が法的に問題ないかを確認する仕事をしており、大学院で学んだ行政法の基本原理である「法律による行政」を自然と意識しながら日々の職務に当たっています。大学院で得た知識や経験は、課題解決が必要なあらゆる場面において、活きていると感じます。税理士KPMG税理士法人龍野 義貴さん2021年3月修了私は商学部出身で、学部時代に、経営者と同じ目線に立ち、会計・税務の両面から企業経営をサポートできる税理士を目指しました。大学4年生の秋に受講した税法の講義で、判例等を用いた条文の詳細な解説を拝聴し、知識の詰め込みではなく、条文を正しく読む能力こそ実務で必要になると感じ、大学院進学を決めました。現在、申告業務や税務相談等を中心とした業務を行っております。条文上の解釈が難しく、過去の似た事例も見当たらないような複雑な取引に遭遇することも少なくありませんが、そのような時に、大学院で培った“根拠資料を探す力”、“条文を読み解く力”、そしてそれを“論理的に人に説明する力”が活かされていると実感しています。高度専門職業人として、さまざまな業界で活躍しています。※士業事務所・法人 税理士事務所、会計事務所、司法書士事務所、社会保険労務士事務所 など※公務 国家公務員、地方公務員士業事務所・法人26%製造業17%資格取得・ その他 12%後期課程進学12%公務9%サービス業6%マスコミ・情報通信業9%金融業・保険業3%建設業3%卸売業3%主な就職先InterviewCareer環境省、厚生労働省島根労働局、和歌山市、KPMG税理士法人、デロイトトーマツ税理士法人、税理士法人山田&パートナーズ、税理士法人春名事務所、MGS税理士法人、加藤社会保険労務士事務所、(株)亀岡合同総研、(社福)兵庫県社会福祉事業団、パナソニック(株)、三和シャッター工業(株)、第一法規(株)、(株)富士経済、(株)大林組、近畿労働金庫 など10

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