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教育学部 新カリキュラム 始動。

教育学部は新カリキュラムが始動しています。
世界市民としての視野と
コンピテンシーを身につけ、
社会で活躍する教育者・保育者に。

変更のポイント

POINT1
中・高一種免許(英語)が取得できる

子どもたちの国際的対話力を育成するための、実践力、教育力、人間力ある英語科教員をめざします。初等英語を専門とするゼミナールも開講。関西学院の豊かな国際性が、「英語」という専門性で社会や教育現場に生かされます。

POINT2
4年間で小・中2つの免許が取得できる

人間形成に関わる長期的な展望と深い理解を備えた、しなやかな教育者をめざします。初等教育、中等教育を密に連携させたカリキュラムで、小学校教諭免許・中学校教科の免許を4年間で取得できます。

取得できる免許種の組み合わせ(例)

小学校教諭一種+中学校教諭一種(英語)(社会)

教育学部で取得可能な資格・免許は?

  • NEW中学校教諭一種(英語)
  • NEW高等学校教諭一種(英語)
  • 幼稚園教諭一種
  • 小学校教諭一種
  • 中学校教諭一種(社会)
  • 高等学校教諭一種
    (地理歴史・公民)
  • 保育士資格
  • 特別支援学校教諭一種
    (知的障害者、肢体不自由者、病弱者)※

※特別支援学校教諭一種免許(知的障害者、肢体不自由者、病弱者)の取得にあたっては、基礎となる免許の取得が必要になるなどさまざまな要件があります。
また、1年秋学期終了時、4年次に特別支援教育実習を履修するための申込があり、希望者多数の場合は選抜を行います。

「国際共生」を学びの基礎に据えた
新しいカリキュラム

ABOUT

不確実な時代にこそ求められる、関学のミッション

地球的視野に立って行動し、社会の変化に適応するための資質・能力を養い、他者への思いやりと愛情をもったグローバルな人材を育成するというミッションを、関西学院は全学を挙げて取り組んでいます。実践力・教育力・人間力を持ち、「子ども理解」を軸に現代の複雑で困難な教育問題に向き合うことができる教育者の養成をめざしています。

「世界市民」を育成する独自の「国際共生科目」

国連の採択したSDGsに基づいたESD(Education for Sustainable Development)、国際理解、海外ボランティア実習、世界の幼児教育、第二言語習得などを幅広く学べる、「国際共生科目」を3つのコースに共通した学部のカリキュラムの中核に置きます。国際的な視野と教養をもって教育現場で活躍できる「世界市民」としての教育者を育成します。

関西学院大学教育学部のコース

4年間の学びのイメージ

CURRICULUM

体系的に「教育」の学びを深める4年間

教育学部の学びの大きな特長は、乳幼児期、児童期、思春期までを総合的に捉える「子ども理解」と4年間にわたるゼミナールでの少人数教育です。所属するコースの枠を越えて、子どもの発達過程全体を学ぶことができます。ゼミナールでは卒業後の進路を見据えつつ、こまやかな指導により、学術書を読み、理解し、プレゼンテーションやディスカッションの技法を身につけながら、「卒業研究」の執筆を行います。

関西学院大学教育学部には、講義や演習で学んだ知識を実践の場で活かし、実践を研究に活かすため、充実した実習カリキュラムが設けられています。法規で定められた実習以外に独自の実習が2年生から始まります。学生が万全の状態で実習に参加できるよう、「実習支援室」を設置しています。

教育学部の未来、子どもたちの未来

FUTURE

INTERVIEW.01

明日の世界を共に生きる教育をめざして。

教育学部教授
岡本 哲雄
教育哲学、人間形成論、臨床教育人間学

世界市民を育む教育を明確化。国際性を養う中高英語の免許課程を新設します。

本学部は、本校のスクールモットーである“Mastery for Service(奉仕のための練達)”を体現する世界市民を育成するという関西学院の特色を明確にして、カリキュラム改正を行うこととなりました。改正にあたっては、教育学という学問自体の国際性をクローズアップして、中高英語の免許課程を新設します。小学校免許と、中高英語科もしくは中学社会科・高校地歴科公民科の免許との併有を可能にする教育課程を整えます。現代のような価値観が多様化し、不確実性の著しい時代に求められるのは、「保育・教育とは何か」「学校になぜ行かねばならないのか」、そもそも「人は何のために生きるのか」といった問いに真摯に向き合い、混迷を深める現代社会に主体的に応答できる人間です。本学部では「人を育てる人」を育てるために、教員として必要な知識や技術を身につける場にとどまらず、人としての強靭でしなやかな応答力を培う教育をめざします。

あなたの可能性が広がる環境と学びがあります。

本学部で学ぶメリットとして、関西学院大学が総合大学であるという点が挙げられます。教育学を基盤としつつ、関連する他分野においても自分の関心に基づき、学べる機会を用意しています。また、クラブやサークル活動を通じても、多様な価値観を持つ仲間との出会いがあることでしょう。本学部のある聖和キャンパスには「リプラ」という学生が主体的・相互的に学び合えるラーニング・コモンズや、関西学院幼稚園、保育施設、子どもセンターが併設されており、キャンパス自体が異世代の触れ合う環境になっています。カリキュラム改正で新たに誕生する「国際共生科目」は、すべての本学部生が学ぶ「共通専門教育科目」の一つ。従来からある「グローバル教育」「海外ボランティア実習」等の科目に加え、「世界の幼児教育」「世界の特別支援教育」「ESD概論」等を新設します。留学プログラムも増え、国際的な視野に立って教育について考えることが可能です。

主体的に考え、成長し続ける教育者をめざそう。

本学部には、多くの免許課程が併存しています。しかしながら、一人がすべての免許を取得することはできませんし、資格を取りさえすれば、優れた保育者や教育者になれると保証されているわけでもありません。そのため、本学部への入学を考えている受験生のみなさんは自分がどのコースを選択し、どのような進路を歩むのか、よく考えて入学してほしいと思います。重要なのは、学生として4年間で何を主体的に学び取るかです。教育は、家庭や学校を始め、地域社会において営まれている、人間にとっての大切な営みです。ここが破綻すれば、人類の世代継承や文化の存続が足元から危うくなることでしょう。これを守り、より善きものにしていくために、時代に対する批判的思考と国際的な視野を持ちながら現代社会における教育現場の在り方を学ぶことは、とてもやりがいのあることです。時代は、「人間(子ども)と教育」を学び探究することに関心を持っている大人を必要としています。本学のミッション「思いやりと高潔さをもった社会の変革」をめざし、教育者として成長し続けられるよう、共に学び合いませんか。

INTERVIEW.02

いま、教育現場では
英語指導の専門性を有する教員が
求められています。

教育学部教授
泉 惠美子
英語教育学、コミュニケーション、授業研究、評価論

国際性を養う新カリキュラムは、あなたの活躍の場を広げます。

Society 5.0やEducation 2030にも関連し、児童生徒みずからが主体的・対話的で深い学びを進めることができるよう、これからの教員にはICTを含めさまざまな教材・教具を用いたカリキュラム開発能力が求められます。また、外国語によるコミュニケーション能力を含むグローバル・コンピテンシーも必要です。2020年度より小学校中学年で外国語活動が、高学年で外国語科が導入され、教育現場では英語を指導できる指導者確保が喫緊の課題です。
関西学院大学教育学部では教育に関する知識・技能とあわせ、新しい価値を創造する力を養い、より良い学校や社会を開拓できる教育者・保育者を養成します。今回のカリキュラム改正では中高英語の免許課程を新設します。新課程を含めた複数の免許を取得することは、「小学校英語教育推進特別選考」枠を設置する自治体、義務教育学校、中等教育学校、さらには英語教育を取り入れている幼稚園や保育所への就職において役立つことでしょう。

グローバルな視野と高度な外国語運用力で、
次代の教育界をリードする世界市民を育成します。

教育の原点は人を慈しみ愛し育てることです。これからの時代には「新しい価値を創造する力」「緊張とジレンマの調整力」「責任をとる力」などを培うことも求められます。本学部では、本校のスクールモットー “Mastery for Service(奉仕のための練達)”を基盤として、メタ認知、批判的思考力、協調性、共感力、自己効力感、情報技術活用能力、外国語運用能力、コミュニケーション能力、ほか多様なコンピテンシーを養います。さらに、それらを総動員して課題解決に取り組むことで、自己と他者の幸福を願い、省察し成長し続ける、人としての力が身につきます。身につけた力を発揮することで、児童生徒、教員、保護者、地域の人々、仲間と協働してより良い学校や社会を開拓していくことができると私たちは考えています。グローバルな視野と、高い外国語運用能力で、世界市民として教育界や社会で活躍することを期待します。

教育の新たなフェーズを受け入れ、自らを高める努力を決して惜しまない。
そんな学生に入学してほしい。

近い将来、社会では、AIには持つことができないような柔軟性や創造性、感性や情動といった豊かな人間性がますます求められるでしょう。本学部は次代に向けた教育の新たなフェーズを受け入れ、主体的に関わり、自律的に行動するために、自らを高める努力を惜しまないような学生に入学してもらいたいと考えています。4年間の学びを通して、小学校で英語の専科教員として教えたい、担任をしながら英語も教えたい、中高の英語教員と地元の小学校と掛け持ちをして、小中連携などをしていきたい・・・そんな夢を抱き、未来の日本の教育界を担う教育者をめざすみなさんを応援します。Where there’s will, there’s a way. 我々も努力を惜しみません。ともに頑張りましょう。本学で体験する勉学や実習などの体験や、ともに学ぶ教員や仲間との出会いは、必ずみなさんの成長の糧となり将来につながると信じています。