答えのない未来を生きていく君たちへ
関学建築 始動 !
We Start
Our New School of Architecture “KWANGAKU KENCHIKU” !!
WELCOME
関西学院大学建築学部建築学科(関学建築)へようこそ!!
2021年に新設される建築学部の魅力を紹介していきます。
これからの建築を実現するための画期的な教育プログラム、
いま建築学が向き合う社会課題、そして建築を学んだ先に広がる未来とは。
私たちが案内します!
WHAT’S SPECIAL
関学建築を知る
4つのこと
建築学部だったら
どこも同じようなことを
勉強するんじゃないの?
新しく生まれる関学建築
ならではの特徴や魅力を
説明していくよ。
これから建築を勉強して
いくのにどんなことが
大切になるのかな?
1
人と建築・都市を
つなぐデザイン
都市は建築物の集合体です。だからこそ両者を連続的に捉え、一体的にデザインするための方法が重要です。関学建築は、人と建築、そして都市がシームレスにつながっている現代において、幅広い状況に対応できるデザイン能力を身につけた次代のリーダーを育成します。
建築だけじゃなくて
まちや都市についても
考えるんだね。
2
社会の課題に挑む
実践的カリキュラム
社会の具体的な課題に対してPBL(プロジェクトベースドラーニング)型授業を充実させ、地域や社会の実情にもとづき、本当に問うべき課題を見出すための力を養います。実社会においてさまざまな人と触れ合う中で改善や解決の手法を学ぶことで、卒業後の活動をリアルにイメージすることができます。
3
社会のリアルな課題に
向き合いながら勉強できて
将来の力になりそう。
アートとテクノロジーに
マネジメントの視点を
巨大化、複雑化する建築プロジェクトにおいては、関係者間のスムーズな意思疎通を図り、建築空間の魅力を最大限に発揮し持続させるマネジメントという視点を持つことが必要です。関学建築では「工学」と「芸術」をプラットフォームに、人・もの・場所の関係を読み取り、建築と社会の回路をひらく“マネジメント”についても学びます。
日本では理系に位置付け
られている建築だけど、
文系や美術の要素もとても
重要な分野なんだよ。
4
グローバルな
学びを生み出す環境
留学だけでなく海外をフィールドとした研究や教育を推奨し、グローバルな学びの環境を用意します。海外の大学との共同プロジェクトや、国際的な設計コンペティションへの参加など、授業や研究室の活動を通して、世界へとつながることができます。
この4つのポイントは、
これからの建築を考えていく上で、
欠かせないものなんだ。
これらを実現していくために
考えられた関学建築の教育プログラムが
次のスタンダードをつくっていくよ。
想像以上にいろいろなことを
学ぶことができそうでワクワクします。
実際に、どんなふうに勉強して
いくのでしょうか?
ここから始まる新しい建築学
家具から、住宅、そして建築物の集合体としての都市空間まで
幅広いスケールを横断する実践的な学びを用意しました。
関学建築は、これからの社会に求められる確かな力を養います。
建築の勉強にもいろいろな
バリエーションがあって楽しそうですね。
だけど、日本はこれから人口が減り、
家も余っていると聞くけれど、
どうなっていくのでしょうか?
建築がこれからの社会にどう貢献
できるのかはとても大切なことですね。
そもそも建築は人が生きていく上で欠かせない存在。だからこそ、今でも社会のさまざまな課題に向き合うことができるんだ。
いま、建築学が社会にできること
身近な暮らしから世界規模の環境問題まで、
幅広いスケールで社会の課題に取り組み、社会を変えていきます。
そして、国際NGOやNPO、企業や自治体と連携しつつ、
世界スケールで人々や社会に貢献できる人材を育成します。
A:ストック&リユースの実現
コンバージョンによって元発電所が美術館とし
て利用されているロンドンのテート・モダン
これまでの日本社会は「スクラップ&ビルド(壊して建てる)」を繰り返し発展してきました。すでに数え切れないほどの建築物が建てられており、今後はこれらを社会の資源(ストック)として有効に活用することが、持続可能な社会の実現には欠かせません。しかし、いまだに国内では毎年60万件に近い住戸が新しく建てられています。国内の住宅総数に占める空き家の割合は13.6%、地方を中心に人口減少などで空き家は846万戸とされている(平成30年住宅・土地統計調査)にもかかわらずです。近年では、こうした利用されていない空間をリノベーションし、地域の活性化、コミュニティ形成に活用する事例が全国で増えています。住宅を地域のコミュニティスペースとして開く、倉庫を展示空間として利用する、空き店舗を地域の図書館にするなど、もともとの空間が持つポテンシャルをうまく引き出すことが建築には期待されています。「スクラップ&ビルド」から「ストック&リユース(資源の再利用)」をベースとした社会への転換が建築学に託されているのです。
B:情報空間と実空間の融合
日々進化するテクノロジーは、建築の世界にも大きな影響を与えています。設計の現場ではこれまでの手描きの製図に変わり、コンピューターを使った設計が普及し、さらに三次元のコンピューターグラフィックスを用いたり、プログラミングによってデザインを生成する手法が普及するなど、建築物や都市空間にあたらしい表現をもたらしました。さらに将来、AIが本格的に導入されると、建築家の役割も大きくシフトしていくと考えられています。さらに、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)など建築・空間体験の技術も進化し、デジタル空間と現実空間がオーバーラップしつつあります。そのとき世界はどのように変わるのでしょうか。これまで積み上げられてきた建築学の知識や知見をベースに、あたらしいテクノロジーの可能性や長所を組み合わせることは、これからの社会に必要な価値や仕組みを生み出していくことにつながります。
C:人口減少&少子高齢社会
日本の総人口は2008年にピークを迎え、その後減少に転じています。文明史的に見ても、このように長期にわたって人口が減るという事態は極めてめずらしく、また3人に1人が高齢者という世界的に類を見ない超高齢社会が到来しつつあります。当然ながらこれまでと同じように、大量の建築物をつくり続けることはできません。量や効率性を第一にするのではなく、そこで暮らす人々のニーズや地域の実情に合わせたまちづくりが必要になります。住民みずからが主体的に議論していくために、これまでのような国や自治体が一方的に解決策を示すトップダウン方式を変え、それぞれの状況に合わせた解決方法を、みんなで導き出すことを手助けできるまちづくりリーダーが求められています。
D:持続可能な開発(SDGsの達成)
世界ではいまだに10億人近くの人々が衛生面などに問題のある劣悪な居住環境で暮らしているとされています。また道路や住宅、学校などがまだまだ足りない地域も多く、それぞれの風土や経済状況に合わせた建築デザインと建設方法を開発していくことは、そこで暮らす人々の命と生活を守ることに大きく貢献することができます。それは、SDGsが掲げる「6.安全な水とトイレを世界中に」「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任 つかう責任」などの達成にも大きく寄与することになります。とくに、これまで日本の建築業界が培ってきた技術やノウハウは、都市化がすすむアジアやアフリカ地域から注目されており、グローバルな視野を持って建築に取り組む人材の育成が急務となっています。
建築学部が
進化しているように、
建築の仕事も日々進化しているんだ。卒業した先に
広がる未来を見てみよう。
建築を通して社会に
貢献できることが、こんなに
たくさんあることに驚きました。
卒業したらどんなふうに
働くのでしょうか?
未来に向けて進化する建築の仕事
私たちの身の回りから地球スケールの環境まで、建築学に関連する領域は広大です。そのため卒業後の進路は、インテリアから建築、まちづくり、都市などの幅広い領域へ開かれています。
建築は数千年の歴史を持つ分野ですが、進化するテクノロジーを取り入れ、これからの課題へと目を向けることで、新たなイノベーションを生み出し、既存の職能を拡張しながら進化を続けています。4年間で培う建築的思考を武器に、ファッション、プロダクトデザイン、広告・エンターテイメント、ゲームなどの分野で活躍することも可能です。
今はまだ存在しない空間を創造する
住宅から巨大な都市施設まで、あらゆる建築物には「設計」する人が必要です。依頼主の要望や希望、周囲の環境への影響、法律や構造性能などを考慮しつつ、状況にふさわしい建築を創造します。社会は常に変化しており、これまでにないような新しい種類の建築も必要とされています。日本の建築設計、建築デザインは世界的に高く評価されており、海外の設計事務所に勤務し、グローバルに活躍することも夢ではありません。関学建築のカリキュラムでは、建築士になるための一級建築士、二級建築士などの各種資格の受験資格を取得できます。
#建築設計
#空間デザイン
#インテリアデザイン
新しい表現を模索するアトリエ系設計事務所から、巨大開発を手がける大手組織設計事務所までいろいろあるよ。
ものづくりと建設をデジタルで変える
今では設計だけでなく建設プロセスの多くもデジタルへとシフトしつつあります。デジタル化とは無縁に思えるような大工の世界ですら徐々に変化しつつあります。木材の加工などはデジタルデータを読み込んだ機械が自動的に行なったり、建物の情報をBIMによって一元的に把握しながら、建築がつくられています。今後は巨大な3Dプリンターを用いて家そのものがプリントされたり、AIやロボット制御による建築も可能になるでしょう。また、デジタルテクノロジーを用いることで、高度な技術がなくても機械の力を借りて誰もが物づくりに参加することができるようになり、作り手と使い手、考える人とつくる人の関係も変化します。既存の建設関係の仕事も大きな岐路に立っているとともに、新しい物づくりを試みるベンチャー企業も生まれています。
#建設会社
#施工管理
#構造設計
建築を建てる仕事はとても重要。近年、デジタルテクノロジーの普及によって、建設の現場にもイノベーションが起こっているよ。
データを科学し、都市を改変する
日々私たちの行動の中から生まれるビッグデータ(携帯の閲覧履歴や位置情報、都市内部や衛星に設置された各種センサーによってつくられる膨大な量のデータ)を活用し、それをもとに安全で快適な次世代の都市づくりが世界中で目指されています。交通渋滞の解消や、都市の消費エネルギーの低下、災害時の適切な避難経路の設定など、データを活用することでこれまで難しかった科学的な都市の設計が可能になりつつあります。また近い未来に実現されると言われている自動運転などにも欠かせない分野です。そのためにはデザイン能力に加え、データを分析したり、解析する能力を持った人材が求められています。
#都市解析
#都市計画
#アーバンデザイン
都市計画が専門のコンサルタント会社やディベロッパー、もしくは各市町村の中でまちづくりに関わるなどの方法がある。
xR(VR、AR、MR)の世界を築く
近年、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)などの「xR」と呼ばれる分野が目まぐるしい発展を遂げています。これらは、現実空間とは別に、もしくは現実空間の上にもう一つの現実を生み出すことができます。VRを用いれば離れた場所にいる人同士が、仮想空間上でコミュニケーションをとることができるようになります。この時、物理的な制約を受けない仮想空間がどのようにデザインされるのかは大きなテーマになります。すでにゲーム分野などでは仮想的な空間を生み出しつつありますが、世界的に見ても建築を学んでゲーム業界にすすむ人は増えています。またARは、現実空間にさまざまな意味や機能を追加することができるようになり、現実と仮想を連動させる新しい能力、技術が必要です。
ボトムアップのまちづくりを支援する
専門家が一方的に決めるようなトップダウン型から、子どもやお年寄りを含む、さまざまなプレイヤーが参加して一緒に考えるボトムアップ型のまちづくりが求められています。建築物や道路などのハード面だけでなく、人々の想いをベースとしたソフト面に携わり、コミュニティをデザインするコミュニティデザイナーや話し合いの場をデザインするファシリテーター、地域密着型の建築家・デザイナーが各地で活躍しています。さらには、社会的に弱い立場にいる人々(子どもや高齢者、障害者、外国人など)を排除するのではないインクルーシブ(包摂)型のデザインプロセス、まちづくりが世界中で取り組まれています。
#VRデザイン
#プログラミング
#都市イベント
コロナの影響で需要が増えている分野だね。建設会社だけでなく、ゲームやエンターテイメントなどの業種でも活躍できるかも。
#コミュニティデザイン
#ランドスケープ
#タウンアーキテクト
#行政職員
地域密着型の設計事務所や
デザイン会社、コンサルティング
事務所などが、地域住人と連携して実施しているよ。
多様な生物と共生する環境を構築する
地球環境保全の立場から今後も建物や都市のエネルギー効率を高め、省エネルギーを実現するための環境工学、設備設計分野の人材が社会から求められています。建築デザインにおいていかに省エネルギーを実現するかは大きなテーマになっており、環境工学的な視点からデザインへとアプローチすることも必要です。デザインすることと環境面での設計は不可分なものになっていき、新しい職能が生まれていくのではないでしょうか。また生物学の応用も進んでおり、人体に有益な微生物や細菌との共生を目指したり、キノコや藻類を用いた建築の実例も増えてきています。
#環境エンジニア
#設備設計
#バイオテック
環境問題に対処するため、今後もますます環境工学や、設備設計を専門とする人は求められていくと考えられているよ。
建築関連国家資格の受験資格取得
建築学部では、一級・二級・木造建築士、1級、2級施工管理技士(建設施工管理・建設機械施工・土木施工管理・電気工事施工・管工事施工管理・電気通信工事施工管理・造園施工管理)の受験資格を取得可能です。資格取得に必要な指定科目を体系的に修得することができ、卒業と同時に受験資格が得られます。
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