関西学院大学の理系学部で
日々生み出される研究成果。
新型コロナ禍において、
その活動には様々な制約が課されていますが、
それでも歩みを止めることなく
今日に至っています。
これら研究成果の一端をMatter Port社の技術を
用いたバーチャル展示にてご紹介します。
今回のテーマは、「観る」と「創る」です。
「観る」では、
様々な観測機器や計測機器を駆使して、
「これまで見れなかったものを観る」という観点で取り組んでいる研究を集めました。
観るスケールはナノレベルから宇宙空間まで、
観る対象は文化財から食品までと
多岐に渡っています。
「創る」では、電子デバイス等への展開が
期待される新規材料の開発や、
次世代エネルギーシステムの構築を目指した
大容量蓄電池の開発など、
地球温暖化対策に繋がる研究を取り上げました。
では、バーチャル展示をお楽しみください!
オープニング
各研究パネル解説
いろいろな無機元素が海底から⼤気圏までの地球表層部分の中でどのように循環しているかを把握する研究
花崗岩をターゲットに年代測定や化学分析からその成因を探っています。
これまでにない新しいナノ物質を合成し、その性質を詳細に調べることにより、 優れた光機能物質を開発することを目的に研究を行っています。
理論および計算科学手法を用いて、さまざまなナノスケール材料における電子物性を研究 しています。
先端的な分光計測手法を駆使し、液体・溶液中あるいは生きた細胞中の分子の振動スペクトルを測定、解読することによって、それらの分子が織りなす様々な化学・生命現象の解明を目指しています。
さまざまなイメージング手法を取り入れ、生体内の分子を可視化することにより、疾患の原因解明および治療につながる基礎研究に取り組んでいます。
地上最高の天文観測環境にある南極高原地帯から遠い宇宙を観る。
赤外線の宇宙背景放射を観測することにより宇宙のはじまりや天体のはじまりの痕跡を探査しています。
環境調和性が⾼く、持続可能な社会構築に貢献する 新しい触媒有機反応の開発を⽬指します。
次世代ディスプレイ制御用トランジスタの作製・評価、高容量二次電池への機能付与の研究を行なっています。
新しいナノ蓄電材料の創製により、⾼性能な蓄電エネルギーデバイスの開発を⽬指します。
超伝導物質を中心に結晶構造・組成・電子状態に着目し、構成元素の役割を理論的・実験的に解明すると共に、種々の材料プロセスを駆使することで既存材料の新機能発現及び新機能性材料を創生していきます。
グラフェンに代表される様々な⼆次元物質とそれらを組み合わせたヘテロ構造を、⾰新的な電⼦・光デバイスへと応⽤することを⽬指しています。
私たちが普段呼吸しているように水素ガスを吸ったり吐いたりできる金属や、固体中を金属イオンが高速に移動できる高速イオン伝導材料などの研究開発を行っています。
100年後のエネルギーシステムのプランニングと、それを実現するための環境機能材料の開発
「海洋性珪藻」:CO2固定の主役、そして新しい材料とエネルギーの源