関西学院大学大学院 2024
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Kwansei Gakuin University Graduate School11教授 玉田 俊平太経営戦略研究科教授 村田 俊一国連・外交関連プログラム室長 国際機関人事センター長 大学院副専攻国連・外交コース科学・技術・イノベーションのマネジメントに関する研究国際開発行政、マクロ開発政策形成・実施、多国間政策ネゴシエーション大学・公的機関の知識と産業界のイノベーションの結びつきを探究大学や公的機関の知識が、産業界のイノベーションにどう結び付いているかを研究してきました。これまでは、日本の特許に大学などの論文がどれくらい用いられているかというサイエンスリンケージの分野で実績を上げてきましたが、最近ではフィールドに出て、産学連携の実態およびオープン・イノベーションの調査と、それらを行おうとしている企業への助言を実施。企業のイノベーション活動がよりよいものになるように、研究の成果を世の中に還元していくことをめざしています。Profile東京大学工学系研究科先端学際工学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。通商産業省在職中に1995年ハーバード大学(Harvard University) 大学院修士課程に留学。マイケル・ポーター、クレイトン・クリステンセンの指導を受ける。経済産業研究所フェローを経て2005年から現職。科学技術政策研究所客員研究官、一橋大学客員研究員。国連職員としての経験をベースに新しい開発行政を考える私は長年にわたり国連職員としてアフリカ諸国などの開発途上国の開発支援に携わりました。このときの経験には、支援する側・される側の間に存在するさまざまな問題意識が濃縮されていました。例えば表面的に支援に見えても援助資金の大半が支援国側に逆流する現象や、支援を受ける側に人材がおらず支援する側にますます依存度を高めてしまうなど、数多くの課題があります。現在は学術の立場から緊急援助から復興援助、中・長期的援助に移行する中で新しい開発行政の在り方を追究しています。Profile関西学院大学法学部政治学科卒業。米国ジョージワシントン大学院修士課程・同博士課程、ハーバード大学大学院修士課程修了。ブータン常駐代表兼国連常駐調整官、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局次長を歴任。2002年、関西学院大学総合政策学部教授。2021年、関西学院大学特別任期制教授。大学院の特色

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