関西学院大学大学院 2024
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Kwansei Gakuin University Graduate School09教授 武田 丈人間福祉研究科人間福祉専攻教授 藤井 恭子教育学研究科教育学専攻多様性尊重のための参加型アクションリサーチアイデンティティと対人関係に関する生涯発達共生社会の確立に向けて参加型アクションリサーチで実践と研究を推進米国の難民支援のNGO、子どもの薬物使用防止プログラム、インドでは識字向上プログラムなど、海外でソーシャルワークの実践・研究をした後、帰国後は日本在住の外国人支援、日本から母国に戻ったフィリピン女性の支援、日本のLGBTQ+支援などに関わりました。社会的に不利な立場に置かれている当事者と一緒に現状を変えていく「参加型アクションリサーチ」という手法で「国際・多文化ソーシャルワーク」の研究を行っています。共生社会の確立に向けて活動する実践者であり、研究者であることをめざしています。Profile1990年関西学院大学大学院社会学研究科修士課程修了。1996年テネシー大学大学院ソーシャルワーク研究科博士課程修了。法人カトリック・チャリティ東テネシー支部、テネシー大学児童精神衛生サービス研究所、インド経営大学院教育革新センターなどを経て2000年から現職。大学生など青年期や中高年女性におけるヤマアラシ・ジレンマを研究「親しくなりたいが、近づきすぎたくない」というヒトの心理的距離を巡って生じる心理現象、「ヤマアラシ・ジレンマ」について多変量解析を用いて分析・研究しています。研究対象は青年期男女から「ママ友」など子ども同士の関係性が影響をする中高年女性など。「ヤマアラシ・ジレンマ」というとネガティブな印象を持たれやすいですが、他者とうまくやっていこうとする希望の表れとも言えるものです。今後も理論と実践を往還しながら研究を進めていきたいと考えています。Profile筑波大学大学院心理学研究科博士課程修了、博士号(心理学)取得。愛知教育大学で11年間教員養成に携わった後、2013年4月から現職。専門は生涯発達心理学で、特に青年期の対人関係、アイデンティティーの発達について研究。大学院の特色

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